FC2ブログ
趣味と散策

2018/08 |  123456789101112131415161718192021222324252627282930 | 2018/10

先月(平成23年4月28日)富大病院で検査をしてきました。
お陰様で、異常はありませんでした。


退院して3年目となるので、次回の検査からは2ケ月ごとになると言われ、少し安堵しました。今では高額な抗ガン剤を飲まなくても良いし、病院への支払いも以前と違って楽になりました。


2年前の4月に退院した時は、入院中の放射線治療のせいで、のどの皮膚はただれていました。また声も普通に出ませんし、味覚もマヒしていました。


今では味覚もほとんど元にもどり、後遺症もありません。
入院中はお酒やビールは無論御法度だったので、退院してから近所の居酒屋で半年ぶりに飲んだビールの旨かった事。あの時の味は、正直、忘れる事はできません。(味覚はほとんどマヒでしたが、冷たいビールの味だけは分かりました!)


禁煙は続いていますが、現在はマイルドセブン1ケ410円なので、410円×2ケ×30日=24600円で
毎月24600円程度は以前に比べて助かっている計算です。


 私が、今言える事は『自分を大切に、それと何事も最後まで諦めてはいけない』という事でしょうか?お医者様もまさかボランティアで、なされている訳ではないでしょうから、我々一般人も自分の納得できる治療をしてもらえる医師や病院をさがす事も、必要なんだと思います。


今回の病気で富大病院へ行って本当に良かったと、つくづくそう思っています。また先に私と同じ病気を克服され、入院中に心の支えとなってくださった横浜の中小企業診断士の中原央氏にも感謝しています。

 今日は平成22年11月11日(木)です。氷見の天気はくもり時々雨。朝晩大分寒く感じられる頃となりました。


富大病院を退院して早や1年半経ちました。思えば、よく無事に退院できたものだ、と今でもつくづく感謝と安堵の気持ちで一杯です。退院できたのは昨年(2009年)の4月10日です。2ケ月半の入院治療でした。病名は舌癌です。


2008年の夏頃に舌の左側面で、親知らずの歯に接する箇所に血豆のようなものができて、秋頃には僅かな痛みが継続するようになりました。それで10月8日に一度ある病院へ行きました。そして悪性かどうか判定の為に患部採取培養検査等を受けました。


数日後に再度その病院へ行き、医師から「悪性の腫瘍(癌)です。今なら舌の1/4の切除で済むと思います。まだ初期なのでリンパ腺等への転移の可能性はないと思いますが、放置すればリンパ腺や他の臓器に転移する可能性があります。そうなってからでは手遅れになります(癌のステージ1の段階)」と告げられました。


また「当病院には設備はないのでRI検査(腫瘍全身唐代謝PET)とCT検査を、富山PET画像診断センター(富山健康増進センターの隣で富山空港の近く)で受けて下さい」と言われ予約をしてもらいました。


私は内心『この病院は、医師も少ないし設備も不十分なんだ』と思いました。またこの病院には検査の設備が整っていないんだ、とも。それと医学の事はよくわかりませんが、『恐らく舌を切らずに治す方法もあるはずだ』とも。


また、この病院の医師は、最初から無条件で『私の舌の1/4を切除するつもり』だ、ただでさえ自分の舌は人よりも短いのに、舌切り雀じゃあるまいし、なぜ切られねばならないのか?自分はこれまでに何か人様に悪い事をしたのか?なぜこのような報いを受けなれればならないのか、神も仏もあったもんではない、とも思いました。


帰宅すると、やはり医師からの癌告知のショックが大きく、その後数日間寝込んでしまいました。また数日経ってからRI検査等はキャンセルしました。(その3ケ月後に入院した富大病院では、院内にRI検査等の設備が全て整っていました。他の機関に行かなくてもよくなりました。富大病院は氷見の自宅からでも、車で約45分で行けました。)


それと、以前から『病気になったら、タバコを絶対に止めよう』と思っていたので『今がその時だ』と思い、この時にタバコは止めました。最初はガムや飴などで気を散らせていましたが、それもしばらくして不要となりました。(噛みたばこは、なおのこと危険な代物のようです。)


ショックのあまり家で寝込んでいる時に、こう思いました。
『これだけ医学が進んでいるのに切除の方法しかないはずはない』それから『患部も小さいのに舌の1/4の切除とはひどすぎる。舌を切ったら、その後遺症の方がひどいんじゃないのか』とも。『悪い部分を切除して、もし悪い箇所が完全にとれていなかったら、また舌を切るのか、仕舞いには舌が無くなってしまうじゃないか』などと一人で絶望感に陥いる暗悶の日々が続きました。


そんな中でも、なんとか気を取り直しヤフーやグーグル「検索」で『舌癌』や『舌癌闘病記』等を毎日検索しました。


数日して、あるブログに出会いました。
中原央氏のプログ です。
022.jpg
(2009年4月、若くて美人の看護師さんと)


ある体験談ブログとは、
舌癌になり切らない治療を受け、完治された記事でした。私にとっては嬉しい大発見でした。中原氏のブログ記事を毎日幾度も真剣に読みふけりました。治療の細部にまで驚くほど詳細に書いてありました。


私は『ああ、やっぱり切らなくても治る方法があったんだ』と安堵しました。(地獄で仏、砂漠でオアシスとはこのことでした)
それで、私は最初に告知をうけた病院へは尚のこと行きませんでした。
あの癌告知は、間違っていたのではないだろうか、と期待する気持ちも半分まだ残っていました。


その後約3ヶ月間、家では仕事半分・養生半分の状態が続きました。(この頃リーマンショックで、株は毎日毎日暴落していました)しかしどこかの病院へ行って、治療しなければならないのに、私は正直、切られるのが怖くて逃げていたのです。


年が改まり2009年1月半ば頃になると、咳や痰が一段とひどくなり、口を開けるのもやっとの状態になりました。また舌が痛くて、口も満足に開けられなくなり、食事も満足にできない有様になりました。
『ありゃ、やはり癌だ、逃げてはいけんかった。確か中原氏は横浜市立大学付属病院で治療されたんだ、私も早くそちらへ行けば良かったかな、今すぐ行こうかな』などと思いました。しかし最初の病院へ再び行く気持ちはありませんでした。


また中原氏が入院された横浜の病院までは遠すぎます。『もう遅いかも知れない、ひょっとして、もう手遅れかも知れない』と思いつつ、ここがダメならこれで仕舞だ!どうにでもなれ! と観念し祈るような気持ちで富山市の富大付属病院を尋ねました。

富大付属病院を尋ねたのは2009年1月25日でした。(その後の病院での放射線照射治療での照射部分から考えると、恐らくリンパ腺に近い、下あごにまで転移が進んでいたんだろうと思います)


医師団は若くて、皆紳士なのにまず吃驚しました。内心、ここでダメになるのならこれも運命だ、という心境でした。当初、富大病院では検査、検査、検査。検査入院で1週間。一旦退院して、再度の入院でした。
医師に「なぜもっと早く来なかったのか、このまま放置すれば舌の全摘出の選択しかなくなったり、他の臓器へ転移して大変な事になっていた」と注意されました。


今にして思えば、心底ぞっとするような事も医師から言われました。
『もっと速くここへ来れば良かった』と心底、悔やみました。
病院では、結果的に横浜の中原氏と同様の治療をしていただきました。退院は4月10日でした。
その間、色々な治療がありました。痛くて我慢ができないような治療はありませんでした。


私の動注治療は、その都度右股の付け根からカテーテルを入れました。1週間ごとに約1時間30分の治療を計4回行いました。治療後は約6時間、絶対安静で、その間はトイレにも行けませんでした。
(写真は退院の2日前です。多少痩せましたが、この頃になると表情も大分明るくなったようです)


横浜の中小企業診断士の中原さんにはお会いしたことはありませんが、入院中、彼の闘病記を毎日繰り返して読ませていただきました。それで気持ちもかなり冷静に保つ事ができました。


何とか退院しましたが、癌は5年間再発しなければ治ったとは言えないらしく、幸い現在のところは再発はしていませんので心からありがたく思っています。


それで私としても拙い「闘病記」のようなものを書かせていただく事にしました。
不幸にして同じ病気になられた方が、もしも今後におられたならば、多少なりともお役に立てればと思うからです。

癌は手遅れにならなければ、治る病だと聞いています。
現在ではセカンドオピニオンもあります。(今後の有望な治療方法だそうです。NHKでも放送していました。)
また放射線治療や抗ガン剤も日々進歩しています。


私の治療も中原氏と同じ超選択的動注化学・放射線併用療法でした。
この治療方法は、かなりの高額な医療設備が必要と思われますので、万が一の場合、そこで可能なのかどうか、医師に尋ねられられる事をお勧めします。私の場合はすべての治療は保険適用だったので本当に助かりました。


放射線治療は治療後に味覚が変化(口の中が酸っぱくなります。年月が経てば除除によくなります)したり、唾液が出にくくなったり、また呼吸しにくくなったりする副作用の出る場合があります。私もそうで後遺症は今でも少しあります。しかし徐々に馴れて日々良くなっているように感じています。


また抗ガン剤治療では、食欲減退・抜け毛・目眩等の副作用がでる場合があると聞きています。
副作用は人によって違うので、一概にも言えないとの事です。
医師は患者さんと相談して、その人に合った治療方法を決めるようです。


私の治療は放射線照射治療36回(一週間に5回、一回約1分)、抗ガン剤の服用(朝晩2回の服用、2週続けて1週休みの繰り返し)、動注治療は4回(1週間ごと)でした。その間もペットや血液検査他色々とありました。

舌癌にならないためには以下のことが大切です。(私を反面教師としてください)


1.過度の飲酒は慎む、喫煙しない。(喫煙は百害あって一利なし。口腔癌の最大原因だと言われています。)
2.ストレスをため込まない。(過度の飲酒や喫煙の原因です。精神的にも強くなりましょう。)
3.適度な運動と偏らない食事。
4.虫歯は直ちに治療する。(虫歯と舌が長期に接すると舌癌の原因になると言われています。)
5.歯磨きを励行し、口内を清潔に保つ(口内の雑菌が増えると舌癌になり易いと言われています。)
6.刺激的な味覚の食品はなるべく控える(スパイスを効かすインドや、キムチを愛用する隣の韓国は舌癌の
  発生率が日本と比べてかなり高いと言うデーターがあります。)


一般的な常識ばかりです。実は私は上記とは全く逆の事をしていましたので、病魔に襲われたのだと思います。また年齢的にも50代後半からが要注意の年齢です。この年なると、これまでの無理や疲れが表に出やすくなる言われています。また風邪をひいたり体調を崩したりした時など、油断すると大事に至る場合もありますので、そのような場合も気をつけましょう。


長期の入院中に、多くの患者さんと話す機会がありました。ほぼ全員が長期の喫煙者で、皆さん(当然私も含みます)自分で「自業自得だ!」と言って笑いました。禁煙は中々難しいと思います。私も病気になって、やっと禁煙できましたが、禁煙後は『息切れしなくなった』『物がはっきりと見えるようになった』など良い事ばかりです。


私の病気の主因は、恐らくは長期の喫煙です。喫煙されている方は、一日も早い禁煙をお勧めします。
私の治療方法も横浜の中原さんと同じ超選択的動注化学・放射線併用療法(動注)でした。しかし、一般的には富大病院でも切除治療を採用している、との事でした。

私は癌だと分かってからでも、約3ケ月病院へ行かなかったので、その間に悪い物が舌全体に広がり、逆に切除できなかったらしいのです。(切除だと舌全部が無くなっていたかも知れません)今となっては、不幸中の幸いだったと言うべきか、正直迷う所です。しかし動注治療が可能な病院でした。

一部切除の治療の場合でも程度にもよりますが、最低でも1ケ月の入院が必要らしいです。また少しでも舌を切除すると、舌は約3倍以上の厚さに膨れて、約1週間は絶対安静となり、食事もとれなくなり、その間は鼻から胃へ管(チューブ)を入れての流動食となるらしいです。そうなればもちろん、トイレへも自分では行けません。(看護師さんのお世話になります。)

私の治療方法は切除はしませんでしたが、代わりに約2ケ月半の長期の入院が必要でした。
時間はかかりましたが、切らずに済んだ治療で本当に良かった、とそう思っています。
どちらにしても傷痕は残りますが、やはり切らない方がよいに決まっています。