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店舗照明が購買意欲に及ぼす影響を数値化した藤田さん

富大工学部知能情報工学科の藤田博樹技術職員は、スーパーやデパートの地下食品売り場で、買い物客の購買意欲をかき立てる照明の色を特定した。

従来は商店主の経験則に頼っていた照明の色を数値化したところ、総菜や魚類などの品目ごとに最適な色が異なることが判明。

実験成果を応用し、商品の特徴を十分に発揮できる店づくりに役立てることが可能となり、商業の活性化が期待される。


藤田さんは富大大学院理工学研究部の中嶋芳雄教授の指導の下、2006年から店舗照明が買い物客の購買意欲に及ぼす影響の数値化に着手。20代の男女10人を対象に、「魚類」「精肉」「総菜」「日用品」「野菜・果物」の5品目について、色が付いた照明を1.3mの高さから照射し、それぞれの色について印象を答えてもらう実験に乗り出した。

回答は「好き」「鮮やか」「おいしそう」「安心」「新鮮」「立体的」「豪華」などの25項目について、6段階で感じ方を分析。

その結果、魚類は薄いピンク色、精肉は薄いピンク色かピンク色、総菜はオレンジ色でプラスの印象が多く、各項目で最も高い数値を示した。

一方、日用品と野菜・果物は商品自体に多くの色が混在するため、白色が最も商品の特徴を引き立たせることも分かった。

藤田さんは今後、発熱量が少なく、商品の劣化を助長しないLED(発光ダイオード)の店舗照明への応用研究も進める。さらに、売り場全体の照明と、商品を演出する照明との調和についても研究を深め、魅力的な店づくりに役立ててもらう考えだ。

藤田さんは「店舗照明を効果的に使うことができれば節電にもつながる」と期待している。
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